MRの「医者を相手にする」「医療の専門知識が必要」というイメージから、漠然と「高学歴じゃないと無理なのだろう」と思っていませんか?

実は、MRになるのに有名大学を出ているような「高い学歴」は必要ありません。

実際の採用で重視されるのは、大学の知名度や学部よりも、コミュニケーション能力などの適性や人柄、これまでの経験です。

この記事では、MR採用における学歴のリアルな実態と、MRになるためのポイントを解説します。

基本的には大卒以上だが高卒・専門学校卒も可

基本的には大卒以上だが高卒・専門学校卒も可

MRの求人を見ると、製薬会社や関連企業において、応募資格に「大卒以上」と記載されていますが、専門学校卒や高卒を受け入れる会社もあります。

高い学歴が必要というわけではありませんが、「大卒」という学歴自体は一つの基準として求められるケースが目立ちます

大学のブランドは関係あるのか?

「学歴」と聞くと、「有名大学や偏差値の高い大学でないと不利になるのでは?」と心配されるかもしれませんが、過度に気にする必要はありません。

大手製薬会社の一部の新卒採用などを除き、「どの大学を出たか」が採用の合否を決定づけることはあまりありません。

実際の選考で評価されるのは、大学の知名度ではなく、「入社後に知識をしっかり吸収できるか」「顧客である医師と良好な信頼関係を築けるか」といった個人の適性や人柄です。

出身大学の偏差値に自信がなくても、MRになれるチャンスは十分にあります。

学部は関係があるのか?

薬学部や理系学部を出ていないと難しいと思われがちですが、文系学部出身であっても問題ありません。実際に、現役MRの約6割は文系出身者と言われています。

MRの中途採用は学歴よりも実績が評価

MRの中途採用は学歴よりも実績が評価

中途採用(転職)において、採用担当者が最もチェックしているのは「どの大学を出たか」ではなく、「これまでに仕事でどんな成果を出し、どう行動してきたか」です。

MRは現場で成果を出すことが求められるため、中途採用では社会人になってからの実績に加え、結果につながる工夫も重要な評価ポイントになります。

営業職からの転職は「数字とプロセス」が武器になる

すでに他業界で営業職を経験している場合、最重視されるのは「前職でどのように成果を出してきたか」です。

営業目標の達成率などの数字だけでなく、課題解決のために工夫した行動や、厳しい状況で成果を出すために取ったプロセスを具体的なエピソードとともに伝えることができれば、異業界からの転職であっても強力なアピールになります。

営業未経験であれば「成果を出そうとした行動力」をアピールする

営業だけでなく、飲食や販売などの接客業をはじめ、営業未経験からでもMRへの転職は可能です。

営業としての数字の実績がなくても、店舗の売上や顧客満足度を上げるために工夫した経験など、「目標に向けてどう考え、行動したか」というプロセスがアピールポイントとなります。

どのような職種であっても、顧客と信頼関係を築いた経験や、成果を出すために主体的に行動したエピソードを具体的に伝えられれば、未経験からの転職でも高く評価される可能性があります。

MRの適性も中途採用では評価対象に

MRの適性も中途採用では評価対象に

中途採用では、前職での実績や行動力だけでなく、「そもそもMRとしての適性(向き・不向き)があるか」も重要な評価対象になります。

どれだけ前職で素晴らしい成果を出していても、MRの仕事に合っていなければ入社後に活躍することが難しいためです。

MRの適性はどう見極める?

MRへの適性があるかどうかは、主に以下の3つのポイントで判断できます。どれも「向き・不向き」がハッキリ分かれる部分です。

継続して知識を学び続けられるか

MRは入社後も、新しい医療知識や新薬の情報を絶えず勉強し続ける必要があります。

「学び続けるのが苦にならない人」には向いていますが、「入社したら勉強は終わり」と考えてしまう人には厳しい環境です。

相手(医師)のニーズを聴き取れるか

MRは他の営業と異なり、顧客が疾患や診療について自分たちより深い知識を持っていることを前提とした対応が求められます。

そのため、一方的に自社の薬の魅力を語るだけでは、医師の関心を得ることは困難です。

忙しい医師が「今どんな症例で悩んでいるのか」「どんな情報を求めているのか」というニーズを正確に聴き取り、ピンポイントで価値ある情報を提案できる対人能力が求められます。

地道な行動と事前準備を徹底できるか

医師と短い時間で信頼を築くには、泥臭く足を運んだり、事前準備を綿密に行ったりする地道さが必要です。

要領の良さだけでスマートにこなそうとすると、壁にぶつかりやすくなります。

関連記事:MRとは?仕事内容・年収・向いている人の特徴を元MRが徹底解説

理系・薬剤師でなく文系でも入社できる理由

理系・薬剤師でなく文系でも入社できる理由

前述の通り、MRは理系や薬学部出身でなくても問題なく入社して活躍できます。

専門知識を持たない文系出身者がMRとして採用され、第一線で活躍できるのには明確な理由があります。

入社後の研修制度が非常に充実しているため

文系でもMRになれる最大の理由は、製薬会社や関連企業の研修制度が極めて充実しているからです。

多くの企業では入社後に数ヶ月間の研修期間が用意されており、医学・薬学の基礎からMR認定試験の対策、営業スキルのロールプレイングまでゼロから学べる環境が整っています。

事前の知識がなくても、入社後の勉強で十分にプロとしてスタートを切ることができます。

MRには「医療知識」だけでなく「対人能力」も不可欠だから

MRの仕事の本質は、単に知識を丸暗記することではなく、「顧客である医師と良好な信頼関係を築くこと」です。

どれだけ薬学に詳しくても、医師のニーズを汲み取れなければ成果には繋がりません。

そのため選考では、知識の有無よりも「相手の話を聞く力」や「誠実なコミュニケーション能力」といった、人物面や対人アプローチの資質が重視されます。

中途採用でMRになるにはCSOが近道

中途採用でMRになるにはCSOが近道

未経験や異業界からMRへの転職を目指す場合、製薬会社への直接応募だけでなく、CSO(医薬品営業受託機関)への応募も有力な選択肢です。

CSOとは、製薬会社からMRの業務を受託し、自社のMR(コントラクトMR)を各製薬会社へ出向・プロジェクト参画させる企業のことを指します。

中途採用においてCSOが有力と言われる理由は主に以下の3つです。

未経験者の採用枠(ポテンシャル枠)が圧倒的に広い

製薬会社(メーカー)の中途採用は即戦力重視のため、未経験者が応募できる求人は少なくなる傾向にあります。

一方、CSOは製薬会社からのMR需要に応えるため、未経験者を積極的に採用・育成する仕組みを持っています。

異業界からの採用を積極的に行うCSOもあり、未経験からMRを目指す際に検討するとよいでしょう。

未経験者をプロに育てる「専任の教育体制」がある

CSOは未経験者の入社が多い分「未経験者をゼロから一人前のMRに育てること」に強みがあります。

文系出身者や医療知識ゼロの人を多数育ててきたノウハウが蓄積されているため、MR認定試験の合格に向けた対策はもちろん、出向先で即戦力として動けるレベルまで徹底的にフォローしてもらえる可能性が高いです。

大手製薬会社や多彩な領域の経験を積めるため

CSOに入社すると、プロジェクト単位でさまざまな製薬会社に勤務することになります。

自力での直接応募では入社が難しい大手製薬会社で働けるチャンスがあるほか、新薬や専門領域(オンコロジーなど)のプロジェクトに携われる機会も豊富です。

CSOで実績と経験を積んだ後に、出向先の製薬会社へメーカーMRとして転籍したり、より好条件の製薬会社へ転職したりと、キャリアの選択肢を一気に広げられる点も大きなメリットです。

関連記事:コントラクトMR会社の特徴&ランキング|後悔しないCSOの選び方

さいごに

MRという職業は一見すると「高学歴や理系出身者だけの特別な仕事」と思われがちですが、決してそんなことはありません。

実際には、「これまでに成果を出そうと工夫してきたプロセス」があれば、文系や未経験からでもMRへの転職を狙えます。

とはいえ、「自分の経験をどうアピールすれば評価されるのか」を一人で判断するのは難しいものです。

当社は医療系に特化した転職エージェントで、未経験からMRの転職を多数サポートしております。

強みやアピールポイントを客観的に整理し、あなたにピッタリのキャリアをご提案します。

まずはお気軽にお問い合わせください。