※動画で見たい方は以下もご参考ください。

転職は、人生でそう何度もできるものではありません。一度の選択が、これからの数年を大きく左右します。だからこそ「次こそは失敗したくない」という思いは、誰よりも強いはずです。

ところが求人票は、どこも良いことばかり書いてあります。入ってみるまで本当のところは分からない。そう感じて、一歩を踏み出せずにいませんか? 

しかし、見るべきポイントを知っていれば、入る前にかなりの確率で危ない会社を避けられます。

そこで当記事では、求人票・面接・データの3つの角度から、ブラック企業を見抜く具体的な方法を解説します。読み終わるころには、自分でチェックできるようになっているはずです。

そもそもブラック企業とは?

そもそもブラック企業とは?

ブラック企業とは、働く人を大切にせず、心や体をすり減らす働き方を強いる会社のことです。長時間の残業が当たり前になっていたり、残業代が正しく払われなかったりします。

パワハラが放置されている職場も、これに含まれるでしょう。 共通しているのは、会社の都合を社員の健康より優先しているという点です。

注意したいのは、「忙しい会社=ブラック」ではないことです。仕事量が多くても、休みがしっかり取れて、頑張りが給料や評価に反映されるなら問題ありません。

一方で、仕事量は多くなくても 、人格を否定されたり、辞めたいのに辞めさせてもらえなかったりすれば、それは危ない職場です。大事なのは忙しさそのものではなく、社員が使い捨てにされていないかどうかです。

次の章から、この「使い捨てのサイン」を、応募から内定までの各段階で見つける方法を順番に紹介します。

求人票で見抜く!ブラック企業にありがちな特徴とNGフレーズ

求人票で見抜く!ブラック企業にありがちな特徴とNGフレーズ

最初の関門は求人票です。応募する前に読み込むだけで、危ない会社はかなり絞り込めます。

採用基準の低さを強調している

「学歴・経歴不問」といった言葉自体は悪くありません。問題は、誰でもいいという姿勢が前面に出すぎている場合です。

人を大切にする会社は、自社に合う人を慎重に選びます。一方で、すぐ人が辞めてしまう会社は、辞めた分をすぐ埋めたいのでとにかく数を揃えようとします。そのため採用のハードルを極端に下げます。

「やる気さえあればOK」「即日採用も可能」といった言葉が並ぶときは、なぜそこまで急いで人を集めているのかを疑ってみてください。仕事内容やスキルの説明が薄いのに、応募のしやすさばかりを強調している求人は要注意です。

抽象的なアピールに注意

あわせて見てほしいのが、アピールの中身です。「アットホームな職場」「風通しの良い社風」「やりがいのある仕事」。こうした言葉ばかりで、具体的な仕事内容や条件が書かれていない求人には気をつけてください。

中身のある会社は、数字や事実でアピールします。たとえば平均残業時間、有給の取得率、研修の期間などです。抽象的な言葉でごまかしている求人ほど、書けない事情があると考えたほうが安全でしょう。 

給料が相場からはずれている

給料は高ければ高いほど良い、とは限りません。同じ職種・地域の相場とかけ離れて高い求人は、その金額に見合うだけの過酷さが隠れていることがあります。歩合の割合が大きく、基本給はわずか、というケースも少なくありません。

逆に、相場より明らかに低い給料も危険です。人件費を削ってでも利益を出そうとしている可能性があります。まずは、自分が狙う職種の相場をざっくりつかんでおくことが大切です。

相場を知らないと、高すぎる求人にも低すぎる求人にも気づけません。提示された金額が相場の中でどの位置にあるのかを、いつも意識してください。

面接で見抜く危険なサイン

面接で見抜く危険なサイン

書類で絞り込んだら、次は面接です。面接は会社があなたを見る場であると同時に、あなたが会社を見極める場でもあります。

面接官の態度・圧迫面接でわかること

面接官の振る舞いは、その会社の社員の扱い方をそのまま映します。会ったときに見ておきたいポイントがあります。

わざと厳しい態度を取る圧迫面接には特に注意してください。「ストレス耐性を見たい」と言う会社もありますが、応募者を見下す態度を取る会社は、社員にも同じように接している可能性が高いです。

ほかにも、約束の時間に遅れてくる、こちらの話を遮る、上から目線で質問する、スマホを操作していて話に集中していないといった態度はサインになります。面接官の態度は、入社後にあなたが受ける扱いの予告編だと考えてください。違和感を覚えたら、その感覚を大事にしましょう。

オフィスの環境をチェックしよう

面接で会社を訪れたときは、オフィスの様子もよく観察してください。働く場所の空気は、写真や言葉では伝わらない情報を教えてくれます。

見てほしいのは、社員の表情やあいさつです。すれ違う人が疲れ切った顔をしている、誰も目を合わせない、笑顔がない。こうした職場は雰囲気が悪い可能性があります。

オフィス全体に清掃が行き届いているか、机の上が散らかりすぎていないか、整理整頓されているかも一つの目安です。

さらに、社員同士の会話に余裕があるかも見てみましょう。ピリピリした空気が流れている職場は、長く働くのがつらくなりがちです。短い時間でも、自分がここで毎日過ごす姿を想像できるかを確かめてください。

入社後のミスマッチを防ぐ確認法

入社後のミスマッチを防ぐ確認法

印象だけでなく、事実でも確かめておくと安心です。ここでは、客観的な情報で会社をチェックする方法を紹介します。

社名がコロコロ変わる会社に注意

会社名を検索したとき、過去に何度も社名が変わっている場合は注意が必要です。

社名を変える理由はさまざまですが、悪い評判をリセットするために変える会社もあります。ネット上に残ったトラブルや口コミを消すために、看板を掛け替えるイメージです。

検索しても過去の情報がほとんど出てこない、設立は古いのに会社の実績が見当たらない。こうしたときは、過去に何か隠したい事情がなかったかを一度立ち止まって考えてみてください。会社名と一緒に「旧社名」で調べてみるのも有効です。

会社の不祥事について

過去の労働トラブルや重大な不祥事の内容が、会社のホームページや検索結果に出てくる場合は注意が必要です。ただし、会社によってはすでに是正しているケースもあります。ホームページのリリースなどで、どのような対策を講じているかをあわせて確認しましょう。

内定後に注意するポイント

内定後に注意するポイント

無事に内定が出ても、最後まで気を抜かないでください。内定後にこそ分かる危険なサインがあります。

まず確認したいのが、労働条件通知書です。これは給料や勤務時間、休日などの条件を正式に示した書類です。この書類を出し渋る会社は危険だと考えてください。口約束だけで入社を急がせる会社や、面接で聞いた条件と書面の内容が違う会社には、はっきり理由を尋ねましょう。

返事を異常に急かしてくる会社にも注意が必要です。「今日中に決めてほしい」「他の人に枠を取られますよ」と、考える時間を与えないのは、冷静に判断されると困る事情があるのかもしれません。

納得できるまで質問し、書面で条件を確認してから返事をするのが、後悔しないための基本です。少しでも引っかかる点があれば、入社前に必ず解消しておきましょう。

ブラックと勘違いして優良企業を逃さないために

ここまで「ブラック企業の特徴」を解説してきましたが、実は求職者の間で「ブラックの証拠」だと勘違いされやすい条件も存在します。

それだけを見て「この会社はブラックだ」と決めつけてしまうと、優良企業や成長企業との出会いを、自ら手放すことになりかねません。ここでは、誤解しやすい2つの条件と、見極めの心構えを紹介します。

「大量採用」「固定残業代」だけで決めつけない

勘違いされやすいのが、次の2つです。

・「大量採用をしているから使い捨てに違いない」
・「固定残業代があるから残業代を踏み倒す気だ」

しかし、大量採用や固定残業制は、企業の「ビジネスモデル」や「成長スピード」、あるいは「法的な制度の活用」によって、健全なホワイト企業でも当然のように取り入れている仕組みです。

大量採用をしていても、社員を大事にして手厚い研修を施す企業はあります。固定残業代も、そもそも社員が残業をしなかった場合でも支払われるものです。これらの条件は、それ単体でブラックと決めつけず、他のサインと合わせて総合的に判断しましょう。

完璧を求めすぎる「ホワイト企業病」に注意

もう一つ大切なのが、すべての条件が完璧なホワイト企業を追い求めすぎて、転職活動が止まってしまう「ホワイト企業病」に陥らないことです。

不満が1つも出ない会社は、現実にはなかなか存在しません。たとえば、業種や職種の特性上、繁忙期にはどうしても残業が増える会社もあります。ベンチャー企業であれば、まだ社内制度が未整備で、これから作っていく段階ということもあるでしょう。

それらをすべて「ブラックだ」と決めつけて排除してしまうと、今度はあなたが挑戦できる選択肢や、キャリアアップのチャンスがなくなってしまいます。

大切なのは、法令違反を平気でするような悪質なブラック企業を見極めて避けることです。企業の成長フェーズや職種特性による多少の忙しさは、自分の目的を叶えるための許容範囲として捉える。そのバランス感覚を持ちましょう。

不安なら転職のプロに相談を

ブラック企業は、あらゆるフェーズでサインを出しています。一つずつチェックすれば、危ない会社はかなりの確率で避けられます。

とはいえ、働きながら自分だけで全部を調べるのは大変です。「この求人は大丈夫かな」と迷ったときは、転職のプロに相談するのも一つの手です。

求人票だけでは分からない職場の内情や、過去に入社した人の声を持っている場合があります。一人で抱え込まず、まずは気軽に相談してみてください。

弊社シングルユニティは、あなたが安心して働ける会社と出会えるよう、お手伝いいたします。

下記のフォームより無料相談を受け付けております。お気軽にご連絡ください。