転職を繰り返してもうまくいかないとき、その原因を自分の能力のせいだと考える人は多いです。しかし、失敗の原因のほとんどは能力とは関係ありません。事前の情報不足と、職場との相性のズレの2つです。

この2つは、次の転職から対策できます。求人の選び方と面接での伝え方を変えるだけで、結果は変わってきます。

そこで当記事では、看護師の転職が失敗する原因を整理し、同じ失敗を繰り返さないための進め方をまとめました。求人の選び方から面接のコツ、病院以外の選択肢まで順番に解説します。

なぜ看護師の転職はうまくいかないの?よくある3つの原因

なぜ看護師の転職はうまくいかないの?よくある3つの原因

よくある転職失敗の原因を解説します。

条件や給料が「聞いていた話と違う」パターン

多いのが、入る前と後で条件が食い違うケースです。求人票には「月給30万円」と書いてあったのに、実際は各種手当を全部足した金額だった。日勤のみと聞いていたのに、人手が足りず夜勤を頼まれる。残業はほとんどないと言われたのに、定時で帰れる日がほとんどない。

こうしたズレは、細かい条件の確認不足から生まれます。給料の内訳、夜勤の回数、残業の実態は、求人票の一言だけでは分かりません。ここを曖昧なまま入職すると、後から「こんなはずじゃなかった」となります。

人間関係や職場が合わないパターン

次に多いのが、人間関係や職場の雰囲気が合わないケースです。看護師の仕事はチームで行います。だからこそ、周りの人との相性が働きやすさを大きく左右します。

例えば、先輩がいつも忙しそうで質問しづらい。スタッフ同士がピリピリしている。教育体制がなく、分からないまま現場に放り込まれる。こうした環境では、仕事の内容そのものより先に、心がすり減っていきます。やっかいなのは、職場の雰囲気は求人票にほとんど書かれていないという点です。

スキルや看護観のギャップで自信をなくすパターン

3つ目は、求められるスキルや看護観が自分と合わず、自信をなくすケースです。前の職場では通用したやり方が、新しい職場では否定される。急性期から慢性期へ、あるいはその逆へ移ったとき、求められる動き方がまるで違う。

例えば、じっくり患者と向き合いたい人がスピード重視の現場に入ると、毎日が苦しくなります。逆に、てきぱき動きたい人がゆっくりした職場に入っても、物足りなさを感じます。これはどちらが正しいという話ではなく、あなたの看護観と職場の方針が合っていなかっただけです。

失敗しない求人の見つけ方|自分に合う職場を選ぶコツ

失敗しない求人の見つけ方

自分に合う職場を選ぶことが、失敗を防ぐコツです。具体的な方法を解説します。

まず転職で譲れない条件と優先順位を決める

求人を探す前に、自分が何を大事にしたいのかを書き出します。給料、勤務時間、通勤の近さ、夜勤の有無、人間関係、教育体制。思いつくものを全部並べてみてください。

そのうえで、絶対に譲れないものを選びます。すべての希望をかなえる職場はほとんどありません。全部を求めると、どの求人も決め手に欠けて選べなくなります。

例えば、「日勤のみ」「家から30分以内」「教育体制がある」の3つを軸にする。こう決めておくと、求人を見たときに合う・合わないをすぐ判断できます。過去の転職を思い返して、何が嫌で辞めたのかを書き出すと、譲れない条件が見えてきます。

求人票の情報を鵜呑みにせず確認する

譲れない条件が決まったら、次は求人票の中身を詳細までしっかり確認します。先ほど触れたとおり、条件のズレは確認不足から生まれます。そのため、気になる点は入る前に必ず確かめましょう。

給料は基本給がいくらで、手当がいくらなのか。夜勤は月に何回あるのか。残業は実際どのくらいかなど、条件面を一つずつ確認しましょう。

転職を成功させる進め方|面接で自分をうまく伝えるコツ

転職を成功させる進め方

結論から言うと、面接は伝え方を少し変えるだけで、印象が大きく変わります。同じ経歴でも、話し方次第で受かりやすさは違ってきます。

ネガティブになりがちな転職理由を前向きに伝える

面接で必ず聞かれるのが転職理由です。ここで「人間関係が嫌で」「残業が多くて」とそのまま話すと、面接官は「うちでも同じ理由で辞めてしまうのでは?」と不安になります。

事実を変える必要はありません。伝え方を前向きな表現に変えてください。例えば、「人間関係が嫌だった」は「チームで支え合える環境で働きたい」に変わります。「残業が多かった」は「メリハリをつけて長く続けたい」に変わります。

過去の不満を、未来の希望として語る。これだけで、あなたの印象は前向きなものになります。さらに、ここで導いた退職理由を志望動機につなげると、転職活動に軸が生まれます。

面接官に好印象を残す逆質問を用意する

面接の終わりに「何か質問はありますか」と聞かれます。ここで「特にありません」と答えると、入社意欲が低いと見られてしまいます。逆質問はあなたの熱意を企業に伝える絶好の機会です。最大限に活用しましょう。

逆質問は最低でも5つ用意しておくと安心です。

逆質問の詳細については以下の記事を参考にしてください。
🔗看護師の企業転職は「逆質問」で決まる!面接官に響く回答例とNG例を紹介

企業転職という選択肢

企業転職という選択肢

転職先は病院やクリニックだけだと思われがちですが、実際は違います。看護師の資格と経験は、一般企業でも強く求められています

企業で働く看護師の道もあります。産業看護師として社員の健康を管理する仕事、治験に関わる仕事、医療機器メーカーで専門知識を活かす仕事、コールセンターで医療相談に応じる仕事。どれも看護師の経験が土台になります。

企業への転職には、土日休みや日勤中心で働きやすくなるという利点があります。夜勤に体力的な限界を感じている人、生活リズムを整えたい人にとって、有力な選択肢になります。給料の仕組みや求められる力は病院とは違うので、ここでも事前の情報集めが欠かせません。

病院での働き方がつらいと感じているなら、辞める前に看護師の資格を活かせる別の場所を知っておいて損はありません。視野を広げるだけで、選べる道はぐっと増えます。

看護師の企業転職については以下の記事を参考にしてください。
🔗看護師から転職!一般企業の就職先と後悔しないためのポイント解説

転職の失敗を繰り返す前に|無料相談で今の悩みを整理しよう

転職の失敗を繰り返す前に

転職の失敗をこれ以上繰り返さないためには、準備を念入りに行う必要があります。しかし、準備を一人で全部やるのは大変です。看護師の仕事は激務。休日も少なく、情報がなかなか整理しづらいものです。

そんなときは、頼りになるのが転職エージェントです。弊社シングルユニティは、看護師の企業転職のサポートを得意としています。

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